ヨガ講師は、生徒様と分かり合えることが必須ですね。
分かり合えるということは、生徒様との信頼感のある状態です。
私たちは、相手との信頼感のある状態を「ラポール」と呼んでいますが、
単純に信頼しているということではなく、感覚の中で、
「この人は信頼できる」という暗黙の了解のようなものが自然にできているということです。
100人いたら100とおりの考えがあるので、それぞれの世界観は違います。
「地図」が違うのです。
どんなに相手のことを思っていても、気持ちが通じないということが起こります。
ラポールとは、この「地図」同士に、ちょうど架け橋がかかったような状態です。
だからこそ、お互いのコミュニケーションがうまくいき、
その結果、信頼関係がある状態が維持されていくのです。
では、ラポールを築くためにはどうしたらいいのか?
地図が五感を通して作られているので、
あなたのコミュニケーションも五感で作られているものです。
具体的には、姿勢や手足の位置、視覚、聴覚、触覚にうったえるような描写の仕方、
呼吸のテンポ、動作、話し方など。
つまり、相手の地図を意識しながらコミュニケーションをとっていく必要があります。
ヨガコーチは、このラポールを築くように訓練しています。
生徒様とのラポール、ヨガコーチ同士のラポールは必須ですね。